「運動したほうがいいのは分かっている。でも、何を始めればいいのか分からない」
「ジムやランニングは続く気がしないし、身体も硬い……」
仕事や家事で一日が終わり、気づけば今日もほとんど身体を動かしていなかった。そんな日が続いている方もいるのではないでしょうか。
そんなとき、選択肢のひとつになるのがピラティスです。
ピラティスは、激しく動くことだけを目的にした運動ではありません。自分の身体や動きに意識を向けながら、マットや専用マシンを使って取り組みます。
もちろん、すべての人が「絶対にピラティスをやったほうがいい」というわけではありません。
それでも、運動不足が気になっていて、何か始めたいけれど最初の一歩が踏み出せない人にとっては、検討しやすい運動のひとつです。
ピラティスを1回しただけで、生活が劇的に変わるわけではありません。
でも、「週に一度、自分の身体を動かす時間をつくる」ことが、これまでの生活を少し見直すきっかけになることはあります。
この記事では、ピラティスをやったほうがいいのか迷っている方に向けて、初心者が始めやすい理由や向いている人、マットとマシンの違い、始め方までわかりやすく紹介します。
ピラティスはやったほうがいい?
結論からいうと、運動不足を感じていて「何か始めたい」と思っているなら、ピラティスは選択肢のひとつになります。
大切なのは、「ピラティスをやらなければいけない」と考えることではありません。
厚生労働省では、成人・高齢者・子どもに向けた「身体活動・運動ガイド2023」を公表しています。またWHOも、身体活動について「少しでも行うことは、まったく行わないよりよい」という考え方を示しています。
つまり、運動不足が気になっているなら、最初から完璧な運動習慣を作ろうとしなくても大丈夫です。
まず身体を動かす時間を少し作る。
そのための方法として、自分のペースで始めやすいピラティスを選ぶのもよいでしょう。
運動初心者にピラティスがおすすめできる5つの理由
1. 初心者向けのレッスンを選べる
「運動経験がほとんどないから、レッスンについていけるか不安」という方もいるでしょう。
ピラティススタジオには、初めての方向けの体験レッスンや基本クラスを用意しているところがあります。
最初から難しい動きを完璧にこなす必要はありません。
初心者向けのクラスから始め、マシンの使い方や基本的な動きを少しずつ覚えていけます。
2. 激しい運動が苦手でも始めやすい
運動と聞くと、「息が上がるまで走る」「重いものを持つ」といったイメージを持つ方もいるかもしれません。
ピラティスでは、自分の身体の動きを確認しながら取り組むレッスンも多くあります。
「いきなりハードな運動は自信がない」という方でも、自分に合うレベルから始めやすいのが特徴です。
3. 身体が硬くても始められる
「身体が硬いからピラティスは無理かも」と心配する必要はありません。
ピラティスを始める時点で、きれいに身体を動かせる必要はないからです。
大切なのは、他の人と比べることではなく、自分ができる範囲で動いてみることです。
特にマシンピラティスでは、専用マシンのサポートを受けながら動きを練習できます。
4. 通い方を選びやすい
ピラティスには、さまざまなレッスン形式があります。
- マットピラティス
- マシンピラティス
- グループレッスン
- 少人数レッスン
- マンツーマン
- オンラインレッスン
「料金を抑えてグループで通いたい」「人目が気になるので1対1がいい」など、自分に合うスタイルを選べます。
運動は、始めること以上に続けられる環境を選ぶことも大切です。
5. 「自分のための時間」を作るきっかけになる
運動不足を感じていても、毎日の予定を優先していると、自分の身体のことは後回しになりがちです。
スタジオを予約すると、「この時間は身体を動かす」と予定に組み込みやすくなります。
週に一度でも、自分の身体に意識を向ける時間ができる。
そのこと自体が、これまでの生活を少し変えるきっかけになるかもしれません。
こんな人はピラティスを一度試してみてもいいかも
次のような方は、ピラティスを一度体験してみると自分に合うか判断しやすいでしょう。
- 最近ほとんど運動していない
- 運動しなければと思いながら何も始められていない
- ランニングや筋トレには少し抵抗がある
- 身体が硬く、運動に苦手意識がある
- 一人では運動が続きにくい
- 自分に合った運動を探している
- 新しい習慣をひとつ作りたい
ひとつでも「自分のことかも」と感じたなら、最初から入会を決める必要はありません。
まず1回だけ体験してみるという始め方でも十分です。
マットとマシン、初心者はどっちから始める?
ピラティスを調べ始めると、「マットとマシンはどっちがいいの?」と迷う方も多いでしょう。
| 比較 | マットピラティス | マシンピラティス |
|---|---|---|
| 特徴 | マット上で自分の身体を使って動く | リフォーマーなど専用マシンを使用 |
| 始めやすさ | 自宅でも取り組みやすい | マシンのサポートを利用できる |
| 料金 | 比較的抑えやすい傾向 | マットより高くなる傾向 |
| おすすめ | 気軽に始めたい人 | スタジオで動きを教わりたい人 |
どちらが優れているというものではありません。
運動初心者で「自分だけでは動き方がよく分からない」という方なら、インストラクターのいるマシンピラティスの体験から始めるのも選択肢です。
一方、まず費用を抑えて取り組みたい方は、マットピラティスも候補になります。
マシンピラティスが怖いと感じるなら?
初めて見るリフォーマーは、器具が大きいため「難しそう」「怖そう」と感じるかもしれません。
しかし、最初から自分だけでマシンを操作するわけではなく、初心者向け体験ではインストラクターの説明を受けながら進めるスタジオがあります。
「マシンピラティスがちょっと怖い」と感じている方はこちらも参考にしてください。
マシンピラティスが怖い初心者へ|怖いと感じる理由と安心して始める方法
週1回からでも始めていい?
運動を始めようとすると、「週に何回通えば意味がある?」と考えてしまいがちです。
ただ、運動習慣がなかった人が最初から週3回、週4回と予定を入れても、負担になって続かないことがあります。
まずは無理なく続けられる頻度から始めることを優先してよいでしょう。
週1回から始め、慣れてきたら回数を増やす方法もあります。
運動不足とピラティスの頻度についてはこちらの記事でも紹介しています。
ピラティスで体力づくり|初心者はどのくらいの頻度から始める?
50代から始めても遅くない?
「若い人ばかりだったら恥ずかしい」「今から始めても遅いのでは」と感じる方もいるでしょう。
ピラティスを始めるのに、若い頃から運動していることは必須ではありません。
大切なのは年齢だけで判断することではなく、現在の体調や運動経験に合った内容から始めることです。
50代からピラティスを検討している方はこちらも参考にしてください。
50代からピラティスを始めても遅くない?初心者におすすめの理由と始め方
全員がピラティスをやったほうがいいわけではない
ここまでピラティスをおすすめできる理由を紹介しましたが、すべての人にピラティスが合うとは限りません。
例えば、すでに自分が楽しく続けられている運動があるなら、無理にピラティスへ変える必要はありません。
また、けがや痛み、体調面に不安がある方、治療中の病気がある方などは、自己判断で運動を始めず、必要に応じて医療専門家へ相談してください。
ピラティスは医療行為ではなく、特定の痛みや病気を治すことを目的にしたものではありません。
「自分が無理なく続けられる運動か」という視点で選ぶことが大切です。
ピラティスを始めるなら3ステップで考えよう
STEP1:通いやすい場所から探す
どれほど魅力的なスタジオでも、自宅や職場から遠すぎると通うこと自体が負担になります。
まずは自宅・職場・よく使う駅の近くなど、生活の中で通いやすい場所から探してみましょう。
STEP2:マット・マシン・グループ・パーソナルを選ぶ
次に、自分がどのような環境なら続けられそうか考えます。
グループのほうが気軽な人もいれば、人目が気になるのでマンツーマンが合う人もいます。
「初心者だからこの形式でなければダメ」という決まりはありません。
STEP3:まず体験してみる
ホームページを何時間見ても、スタジオの雰囲気やインストラクターとの相性までは分かりません。
そのため、気になるスタジオが見つかったら体験レッスンを利用してみるのがおすすめです。
確認したいのは、料金だけではありません。
- スタジオの雰囲気は落ち着けるか
- 説明は分かりやすいか
- レッスンのテンポについていけそうか
- 予約したい時間帯に通えそうか
- 「また来たい」と思えるか
このあたりを確認してから決めると、スタジオ選びの失敗を減らしやすくなります。
初心者が体験しやすいピラティススタジオ
ここからは、「まず一度ピラティスを体験してみたい」という方が比較しやすいスタジオを紹介します。
zen place pilates|マットとマシンの両方を選びたい人
zen place pilatesは、マット・マシン・プライベートなど複数のレッスン形式から選べます。
男性が利用できるスタジオも多く、「まずマットから」「マシンを体験したい」など選択肢を持ちたい方に比較しやすいです。
pilates K|音楽を楽しみながら始めたい人
pilates Kは、音楽に合わせたグループマシンピラティスが特徴です。
初心者向けの基本プログラムもあり、女性中心のスタジオで楽しく身体を動かしたい方に候補となります。
the SILK|女性専用のマシンピラティスを体験したい人
the SILKは、女性専用のマシンピラティススタジオです。
リフォーマーを使ったグループレッスンを中心に、音楽のある空間でマシンピラティスを始めたい方が比較しやすいでしょう。
CLUB PILATES|レベルに合わせて始めたい人
CLUB PILATESは、レベル別・種類別のクラスを用意しているマシンピラティススタジオです。
男性も利用でき、初心者から段階的にクラスを選びたい方に比較しやすいです。
※体験料金・キャンペーン・レッスン内容は店舗や時期によって変更される場合があります。申し込み前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
ピラティスを始めるか迷っているあなたへ
運動しなければと思いながら、何か月も何も始められていない。
そんな自分を責める必要はありません。
運動を始めるために必要なのは、最初から週3回通う決意でも、高価なウェアでもありません。
「ちょっと試してみようかな」と思った日に、一度動いてみること。
それだけでも十分な一歩です。
ピラティスが自分に合わなければ、別の運動を選べばいい。
でも体験してみて「思っていたより楽しかった」「これなら続けられそう」と感じたなら、その1回が新しい習慣の始まりになるかもしれません。
週に一度、自分のために身体を動かす。
その小さな習慣が半年後、一年後の自分にとって、思っていた以上に大切な時間になっている可能性もあります。
迷っているなら、まずは近くのスタジオで一度体験してみてください。
まとめ|まず一度、自分の身体を動かしてみよう
ピラティスは、すべての人が必ずやるべき運動ではありません。
それでも、運動不足を感じながら「何を始めればいいか分からない」という方にとっては、最初の選択肢のひとつになります。
- 初心者向けレッスンを選べる
- 激しい運動が苦手でも検討しやすい
- 身体が硬くても始められる
- マット・マシン・グループ・マンツーマンから選べる
- 自分のために身体を動かす時間を作るきっかけになる
「もう少し運動したほうがいいかも」と感じた今日が、始めるきっかけになるかもしれません。
入会するかどうかは、体験してから決めれば大丈夫です。
まず一度、自分の身体を動かす時間を作ってみてください。
そこで「またやってみたい」と思えたなら、その気持ちを次の一歩につなげてみましょう。
※体調・けが・治療中の病気などに不安がある場合は、運動を始める前に医療専門家へご相談ください。

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