ピラティスのあとに感じる筋肉痛。やりすぎたのではと不安になるかもしれませんが、実は体が新しい動きに適応しようとしているサインです。焦らず、正しいケアとやさしい再開のタイミングを知ることで、心地よく続けることができます。この記事では、筋肉痛の理由、やってはいけないこと、回復を早めるコツ、再開の目安をわかりやすく整理します。
ピラティスで筋肉痛になるのは普通?安心してください
ピラティスでは、ふだん意識しにくい深層の筋肉を丁寧に使います。ゆっくりとした動きと呼吸で体の奥を働かせるため、翌日にじんわりとした筋肉痛を感じることは珍しくありません。特に始めたばかりの時期や、久しぶりに再開したときに起こりやすい傾向があります。
初心者でも筋肉痛になる主な理由
- 体幹や骨盤まわりなど、使い慣れていない深層筋に刺激が入る
- 小さな可動域でコントロールするため、狙った筋肉に負荷が集まりやすい
- 呼吸と連動させることで、動きの質が上がり負荷が深く届く
上達のサインとしての筋肉痛
筋肉痛は筋肉が微細な負荷を受け、それに適応しようとしている状態です。ピラティスでは小さな筋繊維やその周囲に細かな負担がかかり、その後の修復と再構築で強くしなやかな状態へ近づいていきます。つまり、体が新しいバランスを身につけようとしているサイン。正しくケアしながら向き合えば、前向きな変化につながります。
筋肉痛のときにやってはいけないこと
早く上達したい気持ちがあっても、痛みが残る状態での無理は逆効果です。次の点に注意しましょう。
痛みをこらえて強度を上げること
筋肉痛がはっきり残っているのに、いつも通りの強度や回数で行うのは避けます。フォームが崩れやすく、別の部位に負担がかかるおそれがあります。
強いストレッチや強圧のマッサージ
痛む部位を無理に伸ばしたり、強く押し込むケアはおすすめできません。軽いストレッチや温めるケアで血流を促す程度が安心です。
筋肉痛をやわらげる方法と回復を早めるコツ
正しいセルフケアは回復を後押しします。できることから取り入れてみましょう。
休息と軽いストレッチ
まずは休むこと。加えて、お風呂上がりに数分のゆるいストレッチを。呼吸を深めながら、痛みのない範囲で気持ちよく行います。
水分と栄養を丁寧に
水分はこまめに。修復を支えるたんぱく質やビタミン、ミネラルを意識して摂りましょう。豆腐や魚、卵、野菜や果物など、消化に優しい組み合わせが役立ちます。
アクティブレストという考え方
完全に何もしないより、軽いウォーキングや呼吸に集中した簡単なピラティスで体をほぐすのも効果的です。血流がめぐり、回復が進みやすくなります。
いつ再開すればいいかの目安
再開のタイミングは人それぞれですが、次の目安が参考になります。
部位と痛みの度合いで判断
- 全身に強い張りがあるときは二日から三日ほど休む
- 軽い張りで日常動作に支障がないなら一日から二日で様子を見て再開
痛みの質で見極める
- 鈍い張りや心地よい疲れに近い感覚は、軽い運動でほぐしてOK
- 鋭い痛みや関節の違和感は無理をせず専門家に相談
次に同じ筋肉痛を起こしにくくする工夫
継続するほど体は適応しますが、準備を整えることで快適さはさらに増します。
- レッスン前のウォームアップで関節と呼吸を整える
- フォームを撮影したり、インストラクターに癖を見てもらう
- 強度は一段階ずつ。週一からの無理ない頻度で積み上げる
- 睡眠と食事のリズムを整え、回復力を底上げする
まとめ
ピラティスでの筋肉痛は、体が新しい動きに適応しようとしているサイン。やってはいけないことを避け、休息とやさしいケアで整えながら再開すれば、心地よい変化が積み重なっていきます。焦らず、自分のペースで続けていきましょう。
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