「朝起きると鼻が詰まっていて息苦しい」
「花粉の季節になると、なんとなく呼吸が浅くなる」
そんなふうに感じることはありませんか?
鼻がスッキリしないと、気持ちまで重たくなりやすく、疲れやすさや集中力の低下を感じることも。
マスク生活や空調の影響で、呼吸のしづらさに気づきにくくなっている方も多いのではないでしょうか。
そんなときにぜひ試してみたいのが、呼吸を深めながら身体をやさしく整えるピラティスです。
ピラティスは体幹や姿勢を整えるだけでなく、呼吸を意識することで、胸や背中がひらきやすくなり、結果的に息がラクになると感じる人もいます。
この記事では、鼻づまりが気になる女性に向けて、日常に取り入れやすいピラティスの動きや呼吸法をご紹介します。
薬や器具に頼りすぎず、自分のペースで「呼吸の質」を整えてみませんか?
鼻づまりと呼吸の深さには関係がある?
普段、私たちは何気なく呼吸していますが、呼吸の深さや通り道によって体調や気分にも影響が出ることがあります。
特に鼻づまりが続いて口呼吸が多くなると、身体全体のバランスも乱れやすくなります。
鼻で呼吸することの大切さ
鼻呼吸は、空気をあたためたり、加湿したり、フィルターの役割を果たしてくれる大切な機能です。
口呼吸が続くと、乾燥や喉の不調につながることもあり、結果として全身の緊張にも影響します。
鼻づまりによって無意識に浅い呼吸になると、姿勢が崩れたり、肩や首に余計な力が入りやすくなることも。
浅い呼吸が引き起こす体の不調とは
呼吸が浅くなると、酸素の取り込みがスムーズにできず、疲労感がたまりやすくなります。
また、呼吸と自律神経は深い関係があり、緊張が抜けにくい、眠りが浅い、イライラしやすい…などの不調にもつながることがあります。
だからこそ、意識的に呼吸の質を整えることが、心と体のケアに役立つのです。
ストレスや姿勢の乱れが鼻まわりに与える影響
デスクワークやスマホ時間が長くなると、猫背や前傾姿勢が続き、胸まわりが縮こまりやすくなります。
その結果、呼吸が浅くなり、鼻の通りもさらに悪く感じてしまうという悪循環に。
そんなときこそ、呼吸と姿勢に同時にアプローチできるピラティスが助けになります。
ピラティスで呼吸を整えるとは?
ピラティスでは「胸式呼吸」と呼ばれる呼吸法を使いながら、インナーマッスルを働かせ、体幹を安定させる動きが特徴です。
ピラティスの基本となる呼吸法
ピラティスでは、肋骨を横に広げるように空気を入れる「胸式呼吸」が基本です。
この呼吸法を意識すると、自然と姿勢が整い、胸や背中がのびて深く息を吸いやすくなります。
呼吸に合わせて動くことで、無理なく身体の内側に集中する時間が持てるようになります。
胸や肋骨を広げる動きで空気の通り道を意識
胸まわりや背中をやさしく開くような動きは、呼吸のリズムを整えるサポートになります。
「ここまでしか吸えていなかったんだ」と気づくこともあり、呼吸の意識が変わるきっかけになるでしょう。
日々の緊張やクセで縮こまっていた部分を、少しずつゆるめることができます。
体幹と呼吸をつなげるメリット
ピラティスの動きはすべて、呼吸と連動しています。
だからこそ、ただストレッチをするよりも、体の内側から整う感覚が得られるのです。
それが、呼吸が浅くなっているときや鼻づまりを感じるときのサポートにもなります。
鼻づまりが気になるときに試したいピラティスの動き
ここでは、初心者でも自宅で簡単にできる、呼吸を整えるピラティスの基本動作をいくつかご紹介します。
座ったままできる呼吸エクササイズ
椅子に座ったまま、背筋をまっすぐにして、肋骨を広げるように息を吸ってみましょう。
吸うときは鼻から、吐くときはゆっくりと口から。胸が上下に動くのではなく、横に広がるような感覚を意識します。
5回ほど繰り返すだけでも、胸まわりがすっきりしてくることがあります。
肋骨や背中を広げるストレッチ的な動き
仰向けになり、両腕を頭の上に伸ばすようなポーズは、肋骨を気持ちよく広げるのに効果的です。
そこに呼吸を組み合わせることで、さらにリラックスしながら深い呼吸がしやすくなります。
無理のない範囲で行うことがポイントです。
寝ながらできる深い呼吸の練習
仰向けに寝て、手を肋骨のあたりにそっと添え、呼吸に合わせて肋骨が広がる感覚を感じてみましょう。
寝る前の数分でも続けていくと、自然と呼吸が深まり、鼻の通りがラクになることもあります。
継続することで変わる、呼吸とわたしの関係
ピラティスは続けることで、呼吸の深さだけでなく、体と心のつながりにも変化を感じられるようになります。
呼吸が整うと気持ちが落ち着く理由
呼吸が深くなると、副交感神経が優位になり、リラックスモードへと切り替わります。
その結果、心も落ち着きやすくなり、ストレスや不安が和らぐ感覚を得られる人もいます。
ピラティスは、そうした自律神経のバランスを整える時間としても役立ちます。
「よく眠れるようになった」など女性の声
「呼吸を意識するようになってから寝つきが良くなった」
「朝の鼻づまりが以前より気にならなくなった気がする」
といった声も聞かれます。
もちろんすべての人に効果があるとは限りませんが、自分の呼吸に丁寧に向き合うことが変化のきっかけになります。
鼻づまりが気になるときの他のセルフケアとの併用も
ピラティスとあわせて、湯船にゆっくり浸かる・寝る前に部屋を加湿する・温かい飲み物をとるなど、日常的なセルフケアも取り入れてみましょう。
総合的に整えることで、呼吸がラクになる時間が少しずつ増えていくはずです。
まとめ 呼吸を見つめるピラティスで心と体をゆるめてみよう
鼻づまりが気になるときこそ、体と呼吸のバランスに目を向けることが大切です。
ピラティスは激しい運動ではなく、やさしく内側に意識を向ける動きだからこそ、呼吸の質を整える手助けにもなります。
「息がしやすい」と感じる瞬間が増えることで、心も体も軽くなる。
そんな変化を、ぜひあなたも感じてみてください。
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