更年期の不調、一人で抱え込まないで。ピラティスが心と体を「整える」理由

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「急に顔がほてる」「夜中に目が覚める」「理由もなくイライラする」「体重が増えてきた」・・・更年期に入ってから、こんな変化に戸惑っていませんか?

更年期の不調は、目に見えないだけに「気のせいかな」「我慢しなきゃ」と一人で抱え込んでしまいがちです。でも、これはあなたの体が正直に変化を伝えているサインです。

この記事では、更年期の体に何が起きているのかを解説しながら、なぜピラティスがこの時期の心と体に向いているのか、どんな変化が期待できるのかをお伝えします。ピラティスは更年期を「治す」ものではありませんが、揺らぎやすい心身を「整える」きっかけとして、多くの方に取り入れられています。

「これって更年期?」症状チェックリスト

更年期の症状は人によって大きく異なります。以下の症状に心当たりがあれば、更年期の影響が出ている可能性があります。気になる症状が続く場合は、婦人科への相談もあわせてご検討ください。

カテゴリー 主な症状
体の症状 ホットフラッシュ(のぼせ・ほてり)・発汗・動悸・頭痛・疲れやすさ・冷え・むくみ
睡眠・自律神経 不眠・夜中に目が覚める・寝つきが悪い・めまい・耳鳴り
心の症状 イライラ・気分の落ち込み・不安感・集中力の低下・気力がわかない
体型・筋肉 体重増加・お腹まわりの変化・筋力の低下・関節の痛み
骨盤底筋 尿漏れ・頻尿・骨盤まわりの不快感

「いくつか当てはまる」という方も多いのではないでしょうか。これらの症状は、更年期に起こるホルモンバランスの変化が原因であることが多く、あなたが弱いのでも、気のせいでもありません

更年期の体に何が起きているのか

更年期とは、一般的に閉経前後の約10年間(40代後半〜50代)を指します。この時期、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することで、体のさまざまな機能に影響が出ます。

エストロゲンは、自律神経・骨・筋肉・皮膚・気分など、体の多くの機能に関わっているホルモンです。そのため、分泌量が減ると自律神経が乱れやすくなり、体温調節・睡眠・気分・代謝など、幅広い不調として現れます。

また、更年期には骨盤底筋(骨盤の底を支える筋肉群)も弱くなりやすく、尿漏れや骨盤まわりの不快感につながることがあります。

なぜピラティスが更年期の不調に向いているのか

① 呼吸で自律神経を整えるきっかけになる

ピラティスでは、深い胸式呼吸を意識しながら動きます。この呼吸法は副交感神経を優位にしやすく、自律神経のバランスを整えるきっかけになります。更年期に乱れやすいホットフラッシュや気分の波、睡眠の乱れに対して、呼吸を整えることがサポートになることがあります。

② 体幹・インナーマッスルを鍛えて体型変化に対応する

更年期に起こりやすい体重増加やお腹まわりの変化は、筋肉量の低下と代謝の変化が原因のひとつです。ピラティスはインナーマッスルを鍛えることで基礎代謝が上がりやすくなり、体型の変化をサポートすることが期待できます。

③ 骨盤底筋を意識的に動かす

ピラティスは骨盤底筋群を意識的に使う動きが多く含まれています。更年期に弱くなりやすい骨盤底筋を鍛えることで、尿漏れや骨盤まわりの不快感の改善が期待できることがあります。

症状別・ピラティスで期待できる変化

更年期の症状は人によって異なります。以下に、主な症状とピラティスで期待できる変化をまとめました。なお、効果には個人差があります。

症状 ピラティスで期待できる変化
ホットフラッシュ・のぼせ 呼吸と体幹トレーニングで自律神経が整いやすくなり、症状が落ち着きやすくなることがある
不眠・睡眠の質の低下 体の緊張がほぐれ、副交感神経が優位になりやすくなることで、寝つきや睡眠の質が改善しやすくなることがある
気分の落ち込み・イライラ 呼吸と体の動きに集中することで、気持ちが落ち着きやすくなることがある。レッスン後に「すっきりした」と感じる方が多い
体重増加・お腹まわりの変化 インナーマッスルが活性化し基礎代謝が上がりやすくなることで、体型の変化をサポートすることが期待できる
肩こり・腰痛 姿勢が整い体の使い方が改善されることで、不快感が和らぎやすくなることが期待できる
尿漏れ・頻尿 骨盤底筋を意識的に動かすことで、症状の改善が期待できることがある
冷え・むくみ 全身の血流が促進されやすくなることで、冷えやむくみが和らぎやすくなることがある

更年期中にピラティスを始める際の注意点

症状が強い場合は医師に相談してから

更年期の症状が強い場合や、医師から治療を受けている場合は、ピラティスを始める前に必ず医師に相談してください。ピラティスは更年期の不調を「治す」ものではなく、あくまで生活の質を高めるサポートとして取り入れるものです。

無理をしない・痛みがあれば止める

更年期の体は、関節や筋肉が敏感になっていることがあります。痛みや強い不快感を感じたら、すぐに動きを止めてインストラクターに伝えてください。

インストラクターに更年期であることを伝える

更年期であることをインストラクターに伝えると、体の状態に合わせたプログラムを提案してもらいやすくなります。「言いにくい」と思わず、遠慮なく相談してください。経験豊富なインストラクターは、更年期の体への対応に慣れています。

変化を感じるまでの目安期間

更年期の症状は人によって大きく異なるため、ピラティスで変化を感じるまでの期間も個人差があります。一般的な目安として、週2回のペースで通った場合の変化をご紹介します。

期間 感じやすい変化
1ヶ月(8回程度) レッスン後に体が軽い・気持ちが落ち着く・呼吸が深くなった感覚
2〜3ヶ月(16〜24回程度) 睡眠の変化・肩こりや腰の不快感の軽減・気分の波が落ち着いてきた
3〜6ヶ月(24〜48回程度) 体型の変化・ホットフラッシュの頻度の変化・全体的な体調の安定

焦らず、自分のペースで続けることが大切です。更年期の症状は波があるため、「調子が悪い日はゆっくり動く」という柔軟な姿勢で取り組むことをおすすめします。

よくある質問

Q. ホルモン補充療法(HRT)を受けていますが、ピラティスをしても大丈夫ですか?

一般的には問題ないとされていますが、必ず担当医に確認してください。ピラティスとホルモン補充療法を組み合わせることで、更年期の不調に対してより効果的にアプローチできる場合があります。

Q. 更年期の症状がひどい日は、レッスンを休んだほうがいいですか?

症状が強い日は無理をせず、休むことも大切な選択です。体調に合わせて「今日は軽めに動く」「今日は休む」と判断することは、長く続けるためにも重要です。インストラクターに体調を伝えれば、その日に合った動きを提案してもらえることも多いです。

Q. 更年期が終わったらピラティスをやめてもいいですか?

更年期が終わった後も、ピラティスを続けることで姿勢の維持・筋力の維持・骨密度のサポートなど、さまざまなメリットが期待できます。更年期をきっかけに始めた方が、その後も長く続けているケースは多くあります。

Q. 男性の更年期にもピラティスは効きますか?

男性にも更年期(LOH症候群)があり、テストステロンの低下による疲れやすさ・気力の低下・体型変化などの症状が現れることがあります。ピラティスは男女問わず取り組める運動で、体幹強化・自律神経の安定・体型維持に役立てている男性も増えています。

まとめ

更年期の不調は、「我慢するもの」でも「仕方ないもの」でもありません。体が変化のサインを送っているこの時期に、体の使い方を整え、呼吸を深め、インナーマッスルを育てることで、日々の不快感を和らげるサポートができます。

ピラティスは更年期を「治す」ものではありませんが、揺らぎやすい心と体を「整える」習慣として、多くの方の生活の質を高めるきっかけになっています。一人で抱え込まず、まずは体験レッスンで体を動かすことから始めてみてください。

50代からピラティスを始めることへの不安や、どんなスタジオが向いているかについては、別の記事でも詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。

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更年期の体に合ったスタジオを選ぶには、料金・通いやすさ・インストラクターの経験などを比較することが大切です。当サイトでは、初心者でも通いやすいピラティススタジオをまとめてご紹介しています。

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